地元では、風鈴寺として親しまれていいる曹洞宗寺院である増徳寺。
境内を訪れると風鈴の音がなんとも気持ちよく聞こえてきました。
以下は、豊田市 旭環境協会の「夢かけ風鈴」HPの記載から抜粋
「風鈴は中国が発祥の地。初めは古い風鐸として重宝され、音の鳴り方で吉凶を判断していたそう。その後、家の軒に掛けて福を招いたり、厄除けとして扱われるようになった。」とか。
日本ではその涼しげな音色から夏の風物詩として取り扱われる風鈴だが、元々は人の願いが掛けられる媒体だったという。また「昔、中国の立派な和尚が風鈴について漢詩を作っていた。詩の内容は、風鈴は人間の口に似た格好をして、空間にぶら下がっている。東西南北から吹く風を受けて、常にチリン、チリンと音を出す。どこから吹いてきても、人の為に『般若を談ず』正しい智慧を語っているのです」。
風と共に辿り着いた人々の願いや夢が一年中集まるこの風鈴寺。預けられた風鈴は住職のご祈祷を受けた後、お寺に納められる。今はインターネットでの受付もしている。「小渡の町に根強く残る信仰心。信仰は心が最後に行き着く拠り所。そして自然に生かされていると実感できるこの静かな土地を大切にしていきたい。一人では決して生きていけないのだから、人と人、自然との繋がりを感じさせてくれる風を守っていけたらいいですね。それは家風、歴史を後世に繋げていくことですから」と、心に響くような言葉を頂き「有り難い」そう有ることは難しいと書く、日本の美しい言葉を実感した。風鈴の音色とともに幸せがやってくる。
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