法語の手引書
◆腹句の構成
【四六文】
腹句の過句・結句は、通常四六文で構成されます。
四六文は、上四字・下六字で構成された句のことですが、実際に法語に使用される場合は、必ずしも字数にはこだわらないようです。
また、四六文には隔対と直対の2種類がありますが、この隔対と直対の四六文を1つのセットとして、そのセットの2連(2セット、つまり4つの四六文)で構成するのが正格ですが、これもあまりこだわらないようです。

(○印は平字、●印は仄字、×はどちらでも可)
隔対には、軽隔対と重隔対があります。
軽隔対は上四字・下六字、重隔対は上六文字・下四文字です。
どちらを使用しても構いませんが、同じ種類の隔対が続くよりも(軽、軽)、交互に入れた方(軽、重)がよいと言われています。
